旅行インフルエンサーの代理店を利用する?それともクリエイターに直接依頼する?

ランサローテ島の海岸、火山丘の手前に広がる緑のラグーン
コラボレーション

旅行インフルエンサーの代理店を利用する?それともクリエイターに直接依頼する?

結論:代理店か直接依頼か

複数のクリエイターや複数の市場を調整する必要がある場合、あるいは入札など手間のかかる選定プロセスがある場合には、観光局やホテルにとってトラベルインフルエンサー代理店が役立つことがあります。1人のクリエイターとの単発のコラボレーションであれば、直接依頼のほうがスムーズなことが多いでしょう。重要なのは、選定、契約、調整、レポーティングを誰が担い、御社のチームにどれだけの余力があるかです。関係者や運営上の要件が増えるほど、代理店が業務を引き受けるメリットも大きくなります。

この記事の内容9章

インフルエンサー代理店の役割

インフルエンサー代理店は通常、ふさわしいクリエイターの探索とキャンペーンの調整を担います。異なるターゲット層や市場に向けた提案をまとめ、スケジュールの空き状況を確認し、サービス内容を比較しやすい形に整理することができます。単発の滞在だけでなく、複数の関連するコラボレーションを計画している場合に、特に役立ちます。

また、代理店は契約、プロジェクト管理、レポーティングについても支援することが少なくありません。問い合わせを一本化し、合意した期日を管理し、成果を共通のレポートにまとめます。ただし、実際にどの業務が含まれるかは、合意したサービス範囲によって異なります。そのため、権利関係の調整、承認フロー、個々の投稿の効果測定などが含まれるのか、別途の依頼が必要なのかを、事前に確認しておきましょう。

代理店を通しても、内容に関する意思決定が不要になるわけではありません。旅行の目的、希望するターゲット層、運営上の制約は、この方法でも御社のチームから示す必要があります。クリエイターの役割に関する基本は、ガイド トラベルインフルエンサーとは?.

ひと目でわかる概要エージェンシーか直接か
エージェンシー複数のクリエイター、複数の市場、または手間のかかる入札がある場合に有効です。
直接1人のクリエイターとの単発のコラボなら、多くの場合より簡潔な方法です。

クリエイターへ直接依頼する場合にできること

私へのお問い合わせは、こちらのページから コラボレーション ページから受け付けています。マネジメントチームは48時間以内に返信いたします。直接依頼では代理店手数料が発生せず、調整の窓口も1つ少なくなります。旅程、撮影モチーフ、予定しているフォーマットなどの確認がしやすくなりますが、そのぶん依頼主側の準備の手間が自動的に減るわけではありません。

私は2013年からトラベルクリエイターとして活動しています。これまでに30以上の観光局の旅行先とコラボレーションしており、Tourism New ZealandやVisit Saudiなどが含まれます。パートナーには、Hilton Hotels、Meliá Hotels、Rixos Hotelsなどがあります。とはいえ、判断の決め手となるのは具体的なプロジェクトです。計画している旅行は求めるコンテンツに合っているか、サービス内容と担当範囲は明確に記載されているか、という点を確認しましょう。

直接のご依頼では、まず、わかりやすい目的、想定される旅行時期、希望するフォーマットがあれば十分です。補足的な情報は トラベル・コンテンツクリエイターを依頼するをご覧ください。私では、バーター(物々交換)型のコラボレーションは原則として提供しておりません。そのため、ご依頼の際には、掲載内容が不明確なまま招待だけを提示するのではなく、正式に発注できるプロジェクトとして内容をお示しください。

直接依頼と代理店の比較

  • クリエイターの人数: 1人のクリエイターであれば直接依頼のほうがわかりやすいことが多く、複数人が関わる場合は、代理店が選定、スケジュール調整、共通の進行をまとめられます。
  • 調整の経路: 直接依頼では仲介が1つ減ります。一方、代理店は複数のクリエイターとのやり取りを一元化できます。
  • 費用構造: 直接依頼では代理店手数料はかかりません。代理店の場合は、見積もりのなかで代理店のサービスとクリエイターのサービスを分けて確認できるようにしておきましょう。
  • 進行管理とレポーティング: 直接依頼では、個別のコラボレーションに関する担当範囲と効果測定を取り決めます。代理店は通常、共通のプロジェクト管理と、まとめられたレポーティングを引き受けられます。
  • スピード: 直接のやり取りは最短距離で進められる可能性があります。複雑なプロジェクトでは、代理店による調整された進行が負担を軽くすることもあります。いずれの場合も、スケジュールの空き状況と承認が重要です。
  • クリエイターとの創造面での近さ: 直接依頼ならアイデアをすぐに相談できます。代理店を介す場合は、クリエイターがブリーフィングやクリエイティブな意思決定にどう関わるかを、あらかじめ確認しておきましょう。
比較直接かエージェンシーか
基準直接エージェンシー
費用構造直接の場合、エージェンシー手数料は発生しません見積もりでエージェンシーの業務とクリエイターの業務を分けて確認する
調整の経路直接の場合、仲介の階層が一つ減ります複数のクリエイターとのやり取りを一か所に集約
進行管理とレポート個々のコラボレーションごとの担当と効果測定共通のプロジェクト管理とまとめたレポート

代理店が向いているのはどんなとき

単独のコラボレーションを超えて運営上の業務が広がる場合には、代理店を検討する価値があります。貴社のチームが自分たちでは担いたくない業務を、見積もりがきちんとカバーしているかを確認しましょう。

  • 複数のクリエイター: 共通の選定、調整された旅行時期、異なるサービス内容・担当者・承認の全体像が必要な場合です。
  • 複数の市場: 異なるターゲット層や言語向けにコンテンツを制作し、それぞれの要件を共通の進行にまとめる担当者が必要な場合です。
  • 社内手続きが多い場合: 自組織の調達プロセスにあわせて、見積もりの整理、契約の調整、書類の作成などの支援が必要な場合です。
  • プロジェクトに割ける余力が限られている場合: 日々の問い合わせ対応、スケジュール管理、成果のとりまとめを、チームだけで適切に行えない場合です。

直接依頼で十分なのはどんなとき

直接依頼は、無計画ということではありません。代理店がなくても、拘束力のあるブリーフィング、担当者の明確な割り当て、あらかじめ決めた効果測定の日程によって、枠組みを整えることができます。次のような条件が揃っていれば、直接依頼が適していることが多いでしょう。

  • 内容が明確なプロジェクト: 特定のクリエイターに、ホテル、旅行先、あるいは具体的な旅の機会についてのコラボレーションを依頼したい場合です。
  • 社内の窓口担当者: チーム内の誰かがフィードバックをとりまとめ、未解決の点を確認し、依頼主側で必要な意思決定を進められる場合です。
  • 要件がシンプルな場合: フォーマット、旅行時期、希望する利用方法を直接すり合わせられ、複数のキャンペーンを並行して管理する必要がない場合です。
  • クリエイターとの直接のやり取り: クリエイターとともに重点テーマを練り上げたい場合で、御社の要望を、厳密な台本ではなく方向性を示す形で伝えられるときです。

ホテル向けには、 ホテルインフルエンサーマーケティングガイド でコラボレーションの計画方法を解説しています。サービス内容や調整に関するさらなるヒントは、 ホテル向けインフルエンサーコラボレーションにあります。プロジェクトの重点に応じて、 ラグジュアリー・トラベル・インフルエンサーを依頼する のページが、ご依頼内容の整理に役立ちます。

決める前に確認したい5つの質問

覚え書き決める前の5つの質問
  1. 01どんな目的を追求しますか?
  2. 02クリエイターと市場は何人(何市場)関わりますか?
  3. 03社内で調整を担うのは誰ですか?
  4. 04どんな権利と期間が必要ですか?
  5. 05効果測定はどのように行いますか?
  1. どんな目的を追求しますか? コラボレーションで何を実現したいのかを書き出しましょう。たとえば、旅行先をわかりやすく紹介する、ホテルでの滞在を伝える、などです。コミュニケーションの目的と、単なる希望投稿の一覧は切り分けて考えてください。そうすることで、ふさわしいクリエイターがとくに必要なのか、運営面のサポートも求めているのかを、判断しやすくなります。
  2. クリエイターと市場は何人(何市場)関わりますか? 本当に必要な関係者、言語、旅行時期を整理しましょう。市場が複数あるからといって、代理店が必ず必要になるわけではありませんが、調整の手間が増える可能性はあります。依頼の方法を選ぶ前に、この必要性を検討してください。
  3. 社内で調整を担うのは誰ですか? フィードバックをとりまとめ、意思決定を進められる担当者を決めておきましょう。ホテルのサービス、送迎、プログラムの各項目を誰が確定するかも確認してください。外部の調整役が確実に機能するのは、依頼主側の担当も決まっている場合に限られます。
  4. どんな権利と期間が必要ですか? クリエイター自身のチャンネルでの投稿と、御社による素材の利用は分けて考えましょう。予定している媒体と利用期間は、ご依頼の段階で明記してください。この範囲がどちらの方法でも明確であってはじめて、見積もりを適切に比較できます。
  5. 効果測定はどのように行いますか? 必要な測定結果、それを誰が集計するのか、いつ打ち合わせをするのかを取り決めましょう。代理店の場合は、複数のコラボレーションをどうまとめるのかを確認してください。直接依頼の場合は、個別の発注内容と御社の目的に合った効果測定にする必要があります。
主な数字私に直接
48時間マネジメントは48時間以内に返信します。
2013私は2013年からトラベルクリエイターとして活動しています。
30+30を超える観光局の旅行先
3〜6週間承諾から公開までのリードタイム

依頼方法にかかわらず押さえたい権利、ブリーフィング、スケジュール

共通のブリーフィングには、ターゲット層、旅行の目的、希望する重点テーマ、フォーマット、担当者、承認フローを記載しておきましょう。観光局向けには、 デスティネーションマーケティングにおけるクリエイターブリーフィング が実践的なたたき台になります。また、どの内容が必須で、どこに創造的な表現の余地を残すのかも決めておきましょう。そうすることで、直接依頼でも代理店経由でも、協力関係がスムーズになります。

私では、オーガニック利用の権利期間は、スタンダードパッケージが30日間、プロフェッショナルパッケージが90日間、プレミアムパッケージが6か月間です。ペイド広告、印刷物、OOH(屋外広告)での利用はご相談に応じます。ご自身でどの素材を使いたいのか、早い段階で確認しておきましょう。取り決めた範囲を超えた利用を、暗黙のうちに前提とするのは避けてください。

ご承諾から公開(ゴーライブ)までのリードタイムは3〜6週間です。旅費は含まれておらず、原則として依頼主の負担となります。条件についてはご相談に応じてご案内いたします。希望の開始日から逆算して計画を立てるのではなく、旅行の手配、スケジュールの空き状況、公開日を合わせて調整してください。

目的、時期、希望するサービス内容が整理できたら、コラボレーションのページから直接依頼をご検討いただけます: コラボレーションのご相談.

よくある質問

インフルエンサー代理店の費用はどのくらいですか?

サービス範囲、クリエイターの人数、必要な権利によって異なります。代理店がどの業務を担当し、クリエイターのサービスに何が含まれているかを、明確に示してもらいましょう。全体のボリュームだけでなく、担当範囲、承認、効果測定も比較してください。

直接依頼のほうが安いですか?

直接依頼では代理店という階層がなくなり、私では代理店手数料も発生しません。ただし、それだけでどのプロジェクトも総額で安くなるとは限りません。調整の役割は依頼主が担うことになります。そのため、比較の際には、自社のリソースと実際に必要なサービス範囲も考慮に入れてください。

覚え書きその他の質問一覧
  1. 01インフルエンサー代理店の費用はどのくらいですか?
  2. 02直接依頼のほうが安いですか?
  3. 03私に問い合わせるには、どうすればよいですか?
  4. 04ご依頼から公開までどのくらいかかりますか?
  5. 05観光局は入札を行う必要がありますか?

私に問い合わせるには、どうすればよいですか?

ご依頼は、 コラボレーションページ.

ご依頼から公開までどのくらいかかりますか?

マネジメントチームは48時間以内に返信いたします。ご承諾後、公開(ゴーライブ)までのリードタイムは3〜6週間です。最初の返信は、公開日の確定を意味するものではありません。公開日を確定する前に、スケジュールの空き状況、旅行計画、承認について確認してください。

観光局は入札を行う必要がありますか?

社内規定や、それぞれの調達プロセスによります。発注の前に、組織内の担当部署に確認してください。代理店への依頼も、クリエイターへの直接の依頼も、この確認の代わりにはなりません。サービス範囲と選定基準は、社内で説明できる形で記録しておきましょう。

Max Haase トラベルクリエイター
著者について

Max Haase

トラベルコンテンツクリエイター · ドローンフォトグラファー · ビジュアルストーリーテラー

私は10年以上プロのトラベルクリエイターとして活動しており、フォロワーは400万人以上です。ハイエンドな観光局とのコラボレーションと、ビジュアルな旅のストーリーテリングを専門としています。

400万+フォロワー
82か国
500+コラボレーション
10+年

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